ティファニーで朝食を
- 作者: トルーマン・カポーティ,村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: 単行本
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(僕は見たこと無いが)オードリーヘップバーン主演の名画の原作としてのほうが有名らしい。
訳者あとがきによると、トルーマン・カポーティはホリー・ゴライトリー役にオードリーヘップバーンが
なることになったときいて不快感を示したそうだ。おそらくイメージと違ったからだろう。
冒頭の文章は名文だと思いますし、読みやすいです。そしてホリー・ゴライトリーは魅力的です。
僕が今まで読んだ小説のどれとも似ていないですね。
村上春樹は高校時代に「無頭の鷹」を(原文で)読んで、自分には文章を書く才能は無いと思ったそうですし、
今でもその思いは変わらないようです。
村上春樹が訳した古典は、これで「キャッチャー・イン・ザ・ライ」、「グレート・ギャツビー」、「ロング・グッドバイ」
につづいて4作目ですね。次は何を訳すのか楽しみです。
個人的には、ノルウェイの森にでてくるジョン・アップダイクの「ケンタウロス」を訳してほしいですね。