ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を

(僕は見たこと無いが)オードリーヘップバーン主演の名画の原作としてのほうが有名らしい。
訳者あとがきによると、トルーマン・カポーティはホリー・ゴライトリー役にオードリーヘップバーンが
なることになったときいて不快感を示したそうだ。おそらくイメージと違ったからだろう。

冒頭の文章は名文だと思いますし、読みやすいです。そしてホリー・ゴライトリーは魅力的です。
僕が今まで読んだ小説のどれとも似ていないですね。

村上春樹は高校時代に「無頭の鷹」を(原文で)読んで、自分には文章を書く才能は無いと思ったそうですし、
今でもその思いは変わらないようです。

村上春樹が訳した古典は、これで「キャッチャー・イン・ザ・ライ」、「グレート・ギャツビー」、「ロング・グッドバイ
につづいて4作目ですね。次は何を訳すのか楽しみです。

個人的には、ノルウェイの森にでてくるジョン・アップダイクの「ケンタウロス」を訳してほしいですね。