バビロンに帰る

バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)

バビロンに帰る―ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)

いや、すごいなフィッツジェラルド。A+の傑作「バビロンに帰る」もいいけど、「カットグラスの鉢」もいい。冒頭も魅力的だ。「グレート・ギャツビー」、「リッチ・ボーイ」と同じくらいに。

旧石器時代があり、新石器時代があり、青銅器時代があり、そして長い年月のあとにカットグラス時代がやってきた。

訳者が絶賛している「バビロンに帰る」の冒頭は普通かなあと思うけど。

収録されている短編自体はマイ・ロスト・シティー (村上春樹翻訳ライブラリー)ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (村上春樹翻訳ライブラリー)よりいいと思う。

A+の傑作「冬の夢」、「メイデー」も訳してほしいなあ。