実践バグ管理―プロジェクトを成功に導くための (単行本)

実践バグ管理―プロジェクトを成功に導くための

実践バグ管理―プロジェクトを成功に導くための

類書が無かったように思うのでその意味では星3つ。ただ内容的には星2つかな。うまくいえないんだけど書籍としてあまりうまく整理されてないように思う。プロジェクト管理的な話やデスマーチの話が出てくるんだがあまり本論とは関係ないような。バグ管理とバージョン管理は密接に関係しているのでバージョン管理の話がでてくるのはいいんだけどその割にはTracのpost-hook-script相当の話が少ししかない。リビジョンとチケットの同期は個人的には最重要項目だと思ってる。過去のチケットを参考にバグ修正することはよくあるもの。まあ特定のツールに依存しないように書いているせいかもしれないけど。あとバグレポートの書き方はいいと思うんだけどだったらコミットコメントの書き方とかコミットの仕方とかがもう少しあっていいのかも。まあ要するに僕が読みたいのはバグ管理も含めた構成管理とか開発プロセスの本なんだw。とりあえず僕の経験したプロジェクトで当てはまるこの本に書かれているバグ管理のパターンは以前のプロジェクトがチケットドリブン開発で今がExcelパターンだな。チケットドリブン開発以外ないっしょとか思うけど。チケットに親子関係が定義できないとかExcelにエクスポートできないとかあるがTracはバグ管理とバージョン管理を統合した点、timeline、changesetはすばらしいと思う。Excelでバグ管理って絶対無いと思うんだけどなあ。いまの時代はPMといえどもTracTortoiseSVNが使えないとだめっしょ。Ticketの書き方とSVNコミットの仕方はこんどエントリ書こうかな。

この本のバグレポートをあげとくと以下は誤植だと思う。
p44 バグ管理ステム
p96 ユースケ面や帳票の設計を行う
p105 「QAエンジニアはどのようにしてバグを見つけるか」(P.105参照)
期待される結果は
・バグ管理システム
・画面や帳票の設計を行う
・「QAエンジニアはどのようにしてバグを見つけるか」(P.151参照)
かな。2番目はよくわからん。