実用 Subversion 第2版

実用 Subversion 第2版

実用 Subversion 第2版

目次はO'Reilly Japan - 実用 Subversion 第2版を参照。

Subversionを網羅的に説明した良書。開発者は1章から4章まで読んであとは9章のリファレンスを見ながらやればいいかと思ったが、普通はSubclipseTortoiseSVN使うよね。そういう意味では各種svnコマンドとSubclipseTortoiseSVNでの操作との対応があればもっとよかったかも。あとTracとのからみももっとほしいかな。フックスクリプトの例とかTracリポジトリブラウザで文字化けした場合の対処法とかね。まあでもそれじゃTracの本になっちゃうか。Tracに興味ある人向けということで8章はもっとボリュームあってもいいかも。管理者の人は5章〜7章は参考になると思う。

まあCVS等の構成管理ツールを使ったことがない人向けの本では無いと思う。あくまでもSubversionの本であって構成管理ツールの入門書ではない感じ。

僕は2004, 2005年頃に以下のすばらしいドキュメントを読んでトランクやブランチに関してだいたいのイメージをつかみ、2006年からパッケージの開発に関わることになり、そこでの実践を通して構成管理の基礎を学んだ。SIだとブランチってあんまり使わないからイメージわかないんだよね。最近トランクとブランチとタグの違いをわかっている開発者が実はそんなに多く無いと言うことに気づいた。コミットはするけど更新はしない人とかもいるし。

http://works.nri.co.jp/service/pdf/cvs_on_eclipse.pdf

あと僕はsvn mergeは使ってないね。trunkの修正をbranchesに適用する場合でもひとつひとつ変更を手動で作業コピーに適用しているな。まあそんなに大規模なマージをする必要が無かったからかも。svn swichはtrunkとbranchesの両方に修正を入れるときに両方をチェックアウトする必要が無いので便利かも。

誤植っぽいのもみつけた。

p402

SubversionCSVに比べて、

CVSだよね。

p406

したがってSubversionクライアントは、mod_dav_svnモジュールだけが解釈できる、Subversionが独自に規定したHTTP REPORTリクエストに大きく依存しています。したがって、mod_dav_svnだけが解釈できる、Subversionに固有のHTTP REPORTリクエストに大きく依存しています。

後半の「したがって、〜」は不要な気がする。