kindle買ってCoders at Work買ってjwzの章を読んでみた

ジョエルの
ダクトテーププログラマ - The Joel on Software Translation Project
というエントリを読んでCoders at Workを買ってジェイミー・ザウィンスキー(jwz)の章を読んでみた。

Coders at Work: Reflections on the Craft of Programming

Coders at Work: Reflections on the Craft of Programming

こちらのエントリも参考
ジョエル・スポルスキーの「ダクトテーププログラマ」というjwz評が論議に - YAMDAS現更新履歴

まあ近い将来に青木さんの翻訳が出るだろうけど、英語の勉強がてらつらつらと読み始めた。

2割ぐらいしか理解できなかったけど難しい英語は使ってないし日本人には理解しづらい比喩もない。まあ対談なのでScala本やヒレガス本のように系統だっているわけではない。そういやどっちも6章くらいで挫折した。

kindleはなんとなくノリで買った。

タッチパネルじゃないのはいいとして、ファミコンのコントローラみたいなのでカーソル移動するのだがこれがいまいちレスポンスが悪い。ページ送りも。文庫本より重いので持ち運ぶのも微妙。ま、これは僕の腕の筋力の問題かもしれない。

閑話休題

それはともかくとして内容は面白いしあつい。jwzの経歴や実装の仕方、テストやマネジメントに関する考え方、おすすめの書籍などをピーター・サイベルが訊いてjwzが答えている。

とりわけダクトテーププログラマでも取り上げられているjwzがユニットテストをあまりしなかった件に関しては、

That all sounds great in principle. Given a leisurely development pace, that’s certainly the way to go. But when you’re looking at, ‘We’ve got to go from zero to done in six weeks,’ well, I can’t do that unless I cut something out. And what I’m going to cut out is the stuff that’s not absolutely critical. And unit tests are not critical. If there’s no unit test the customer isn’t going to complain about that.”

原理的には結構だよ。十分な時間があるときにはまさにやるべきことだろうと思う。しかし『ゼロから始めて6週間で完成』させる必要があるというときには、何かをカットしなきゃならない。じゃあ何をカットするかとなれば、絶対的に重要ではない部分だ。そしてユニットテストは絶対的に重要なものじゃない。ユニットテストがなかったとしてもユーザは文句を言わないからね

ダクトテーププログラマ - The Joel on Software Translation Project

その後に続けて

I hope I don't sound like I'm saying, "Testing is for chumps." It's not. It's matter of priorities. Are you trying to write good software or are you trying to be done by next week? You can't do both

拙訳

私がテストがばかげたものだと言っているように聞こえないことを望む。そうじゃないんだ。これはプライオリティの問題だ。良いソフトウエアをつくろうとしているのか、それとも来週までにリリースしなくちゃいけないのか? 両方はできないんだよ。

ラクティカルでいいね。