エキスパートPythonプログラミング
- 作者: Tarek Ziade,稲田直哉,渋川よしき,清水川貴之,森本哲也
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 大型本
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iPad祭りの余韻が残る中エキスパートPythonプログラミングが発売されました。
大きさはiPadと同じぐらいです。
内容はというと1章はインストールの話があった後に2章でリスト内包表記、イテレータとジェネレータ、デコレータと出てくることからもわかるようにPythonの入門書ではありません。
位置づけとしてはみんPyやPythonチュートリアルの後に読む中級者、上級者向けの本です。僕にとっては難しいですが入門書じゃないPython本ってあまり無い気がするので貴重です。
しかもMercurialによるバージョン管理、zc.buildoutによるビルド管理、Buildbotによる継続的インテグレーション、Tracによる課題管理、TDD、パッケージング、ドキュメンテーション、デザインパターンなどソフトウエア開発において必要であろう事柄を取り上げています。すばらしいですね。
あえてJavaでいうならSubversionによるバージョン管理、Antによるビルド管理、Hudsonによる継続的インテグレーション、Jiraによる課題管理、JUnitによるテスティングって言う感じでしょうか。これはこれで読みたい気がしますw
以下は翻訳者の本書紹介エントリです。
Shibu's Diary: エキスパートPythonプログラミングできました!
DSAS開発者の部屋:「エキスパートPythonプログラミング」を翻訳しました
エキスパートPythonプログラミング — 清水川Web
Twitterでのつぶやきで気になったのはこのあたり。
ハッシュタグは#expertpythonです。URLはhttp://twitter.com/#search?q=%23expertpython
「エキスパートPythonプログラミング」は、日本で初めてPythonのコードを書けない人を対象読者から外し、しかも特定環境(GAEなど)に依存しない本だと思う。きっと、この本の売れ行きは、日本のPythonista数の指標になる。
2010-05-10 18:12:50 via web
Pythonの初級者を卒業し、エキスパートになるための本。命名、ドキュメンテーション、テスト駆動開発、バージョン管理、自動化にそれぞれ章が割り当てられているのが素晴らしい。 #expertpython - エキスパートPythonプログ… URL
#expertpython 本、ざっと読んでみて『達人プログラマー』『プログラミング作法』の内容を Python に寄せて書いているような印象。現代的ソフトウェア開発の三本柱やドキュメンテーション、最適化など、王道的な構成。定番本になりそう。