BTSのワークフローと解決状況とカスタムフィールド
それぞれのBTSのワークフローはなかなか特色があるね。
Tracのワークフローは以下のようになります。
new(新規) → assigned(アサイン済み) → accepted(受け入れ済み) → closed(クローズ)
TracWorkflow – The Trac Project
TracはResolution(解決状況)がある。
解決状況についてはこちらが参考になる。
BTSの解決状況(Resolution)は障害管理の名残り: プログラマの思索
Tracの後発のRedmineのワークフローは以下のようになります。
New(新規) → Assigned(担当) → Resolved(解決) → Closed(終了)
Redmineは解決状況は無いですが、Redmine本家のサイトはカスタムフィールド作ってやっているようです。
Seasar,HudsonのようなOSSでは見慣れたJIRAのワークフローは以下のようになります。
Open→In Progress→Resolved→Closed
http://confluence.atlassian.jp/pages/viewpage.action?pageId=23724583
JIRAは解決状況があります。
Mantisのワークフローは以下のようになります。
new(新規) → feedback(要追加情報) → acknowledged(内容確認済) → confirmed(再現済) → assigned(担当者決定) → resolved(解決済) → closed(完了)
Mantisも解決状況があります。
Bugzillaのワークフローは以下のようになります。
UNCONFIRMED→NEW→ASSIGNED→RESOLVED→VERIFIED
Bugzillaも解決状況があります。
最近知ったLaunchpadのワークフローは以下のようになります。このNewはBugzillaのUNCONFIRMEDと同じ意味あいで使うようです。
New→Incomplete→Comfirmed→Triaged→In Progress→Fix Committed→Fix Released
Triagedがよくわかんなかったんだけど、bzr系のプロジェクトでは「却下する訳じゃないけど修正予定は無いよ」って感じで使われてるらしい。
言ってみれば、「つ、つきあってください」ってコクったら「いいお友達でいましょ」って遠回しにフラレタみたいなw
Launchpadはステータスとして解決状況があるようです。
いろいろありますね。
仕事だとExcelでバグ管理も多いのですが、ワークフローはTracみたいな感じでしたね。
その代わり、バグの混入工程(例:基本設計)、摘出工程(例:結合試験)、本来摘出すべき工程(例:単体試験)、バグ内容(例:実装漏れ)、バグ原因(例:ライブラリの使用方法の誤り)等々の列がいっぱい加わります。後でバグ分析するために使うんでしょうけど、ちゃんと選択基準を示さないとみんな迷うでしょう。意図はわかるけど運用が難しそう。まあ試験結果報告書を書くためというのもあるんでしょう。手段が目的化してる部分はあるにせよ。
バグ管理は奥が深いですね。