ブログについて語るときに我々の語ること

タイトルはもちろんレイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること(What We Talk about When We Talk about Love.)」から取ってます。

僕は2008年からはてなでブログを書き続けているのでかれこれもう4年になります。以前に比べれば更新頻度は落ちましたがそれでもほそぼそと続けています。よくTwitterでつぶやくのでアウトプット欲が満たされてブログの更新頻度が落ちるという話をたまに聞きますが僕の場合はそういうのは無いですね。Twitterでつぶやいたものをまとめて整理してブログに書く事もありますしね。これがFacebookだと何書いていいかわからんのでほとんど書いてないですね。

自分でブログを書き始めたのとほぼ同時期にGoogleリーダーでいろんなブログを購読するようになりました。ただ4年前に購読しはじめたブログも最近は更新頻度が落ちているような気がしますね。みなさんお忙しいんでしょう。

また購読したはいいけど消化できないものも多くなりましたね。Twitterを見慣れすぎたせいか140文字を超えるとなかなか読む気が起こらないw あとエントリの内容は良くてもRSSで全文配信されてないとか広告がいっぱいだとか無料で読ませてもらっているくせに細かいところが気になったりしますw

内容でいうとやっぱり読みやすいエントリと読みにくいエントリがあります。

例えばガチな技術エントリというのは前提知識が必要な事が多く簡単に読めるものではないです。書くのに相当数の時間を割いたであろうことは想像に難くないですが、炎上する話題になるのは難しいような気がします。ただこれも結構例外はあるようですが。何時間もかけて書いたエントリがさっぱり話題にならず30分で書きとばしたエントリが話題になることも多いようですね。

技術エントリ以外だとライフハック系とかが人気ですよね。IT以外の人でも読んで楽しめるようなコンテンツがやはり人気になりますよね。

IT系で技術エントリ以外だと例えばSIer、Web業界、ソーシャルゲーム、受託、外注、人月、請負、スキル、サラリーマン、残業あたりのキーワードを軸に書くと炎上する話題になることが多いですね。例えば「SIerで受託開発メインで仕事していると外注管理がメインとなり最新技術にキャッチアップしづらくなりそっち方面でのスキルアップが望めない。だから云々」とかね。書いてて思ったけどテンプレート化し過ぎだな、こりゃw

一方でIT系でどちらかというと技術エントリなんだけど大変に読ませるブログというのがあります。Googleリーダーで更新のお知らせがあるとドキドキしてしまう、そういうやつ。

多分知っている人も多いと思いますがそれが下記ブログです。
http://steps.dodgson.org/

ブログを拝見する限り検索な会社でWebKit周りをやっているどちらかというとC++寄りな方のようです。

興味深いエントリがたくさんありますが、コードについて語っているエントリが個人的には好きです。
例えば 心はさらわれるもの とかね。

某氏がこのエントリ主のことをアルファコードリーダーかつソフトウェア・エッセイストだと評していましたが言い得て妙ですね。

コードやソフトウェアのことについてこれだけエッセイ風?に含蓄をもって文章で表現できるというのはちょっとすごいですね。この人と飲みたいエンジニアはたくさんいると思います。僕もその一人です。

こういうブログを読めるのは一人のエンジニアとしても大変幸せなことなので是非無理の無いペースで続けて欲しいですね。