バージョン管理のスキルが求められるのは開発者だけじゃない

TortoiseSVNが登場する前までは開発者だけがバージョン管理について知っているという状況だったように思う。
もっともコミットはしても更新はしない開発者だっているので、バージョン管理の敷居はそれなりに高い。

しかしTortoiseSVNによってその状況は変わりつつあるのではないか?

IDEやコマンドからしかコミットや更新ができないのではなく、エクスプローラからGUIベースでできるのは敷居をかなり下げている。

TortoiseCVSがあるCVSはまだいいとしてもVisuaul StudioからしかコミットできないVSSは開発者以外にはつらい。ライセンスの問題もある。

いままでなかなかドキュメントのバージョン管理ができなかったのはバージョン管理について軽視されてきたこともあるが、TortoiseSVNが無かったからといってもいいのではないか?

仕様書を書く業務SEもTortoiseSVNを使えば気軽にコミットできる。Office文書の差分が見づらいという問題はあるがWord 2007に関してはかなりいい感じだ。個人的にはxdocdiffを使う方法だと見づらいと思うし、TortoiseSVNインストール後の作業は無い方がいい。

どうもOffice文書をいじる人は文書がロックされていないと不安なようだが、その割にはファイルを上書きしてしまうミスはやってしまうようだ。バージョン管理をしていればこの問題は防げる。要は慣れの問題だろう。

Subversionのセットアップが面倒なのは事実だと思うが、手っ取り早く始めるのには分散バージョン管理がいいかもしれない。

ちなみにTortoiseHg 0.8.3が10/8にリリースされたようだ。
http://bitbucket.org/tortoisehg/stable/wiki/Home

まあTortoiseGitでもいいと思うが、ファイルサーバ上のドキュメントをとりあえずバージョン管理するのには使えるのではないか?

このやり方ならWebサーバたてたりとかはいらないし、最初はcloneしなくて始めればいいのではと考えている。

これだけツールが進歩しているのに人間がボトルネックになってしまうのはもったいない。
ノウハウをためていきたい。