最近のAzkabanについて書いてみる
最近Azkaban 3.30.0にupgradeして問題なく動いていることもあり、題記について書いてみようと思います。
Azkabanはジョブ管理ツールとして基本的な機能は備えており、比較的簡単に使うことができます。
ただし以下の点で他の競合ツールと比べると見劣りするかもしれません。
- SPOFがある
- 過去分をまとめて実行するbackfillがない
- トリガーがない。例えばファイルができたらジョブ実行ということができない。
- 通知が弱い。メール通知しかない。
- HTTP Job Callbackを使えばいろいろできるがJobじゃなくてJobをまとめたFlowが失敗したら〜するみたいなことができない。できないから Azkabanでflowが失敗したらJIRAにissueを作るpluginを実装した - wyukawa’s blog のようにpluginを実装した。
- バイナリ提供されておらず自前でソースビルドが必要
- 祝日登録ができない
とはいえ下記に書かれているAzkaban 4のロードマップを見るとちょっと期待してしまいます。
https://github.com/azkaban/azkaban/wiki/Azkaban-4.x--Roadmap
開発がそんなに活発じゃないということを以前書いたり言ったりしてきましたが、最近はそんなこともないです。
Prestoのように平日はほぼ毎日コミットされるような状況ではありませんが、開発は続いています。
最近はDIコンテナGuiceを導入したり、内部のリファクタリングをやっているようでわかりやすい新機能は出てないですが、今後に期待です。
開発をリードしているのは Linkedinの https://github.com/HappyRay っぽいんですが、最近はCollaborator https://github.com/juhoautio も活発です。
僕も最近Collaboratorにinviteされたので何か貢献できるものがあればしたいと思います。
最近だとうちの環境で使っているAPIが気づいたら削除されていたので、一部復旧するpull requestをなげてmergeされました。
https://github.com/azkaban/azkaban/pull/1219