ニュークリア・エイジ
- 作者: ティムオブライエン,Tim O'Brien,村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1994/05/10
- メディア: 文庫
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村上春樹がエッセイや訳者あとがきで結構頻繁に触れている(例:「遠い太鼓」、「月曜日は最悪だとみんなは言うけれど」)作品。
総合小説とうたわれているが、「カラマーゾフの兄弟」のように複数の登場人物の視点が描写されているわけではない。
あくまでも視点は主人公のみ。その代わり主人公の少年期、青年期、中年期からの描写がそれぞれ出てくる。
アメリカでは失敗作だと言われているらしいが、その理由もわかる気がする。
ちょっと話が拡散しがちだし、長い割にはストーリーがうまく整理されてない気がする。