白鯨

白鯨 上 (岩波文庫)

白鯨 上 (岩波文庫)

白鯨 中 (岩波文庫)

白鯨 中 (岩波文庫)

白鯨 下 (岩波文庫 赤 308-3)

白鯨 下 (岩波文庫 赤 308-3)

長いです。。。

しかもストーリ展開と直接関係の無い話がポコポコでてきますし、宿敵モービィ・ディックに出会うのは
下巻の最後のほうだし。

ちなみに僕が読もうと思ったきっかけは、

アメリカ文学史の中でもっともアメリカらしいと思える小説作品を三つあげよ、という設問があったとする。
答えは人によって様々であろうが、メルヴィルの『白鯨』とフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』と
サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』あたりが相当の高得点をとるのではなかろうかと僕は予想する。

ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (村上春樹翻訳ライブラリー) - はてなキーワード

です。

あと関連して以下のようなグッドエントリもあります。

どうして人間は労働するのか「よくわからない」というのが労働について意見を徴されたときのもっとも適切な回答である。
「よくわからない」からとりあえずやってみる。
実際にやってみないと、労働が何であるかはわからない(やってもよくわからない)。
「何年か前、財布がほとんど底をつき、陸にはかくべつ興味をひくものもなかったので、ちょっとばかり船に乗って水の世界を見物してこようかと思った。」
これはメルヴィルの『白鯨』の始まりである。
すばらしい書き出しである。
「ちょっとばかり」船に乗ったせいで、イシュメールはエイハブ船長が海底に呑み込まれてゆくまでの巨大な物語の証人になる。
私たちはそんなふうに仕事を始めるものなのだ。

労働について - 内田樹の研究室