無趣味のすすめ

無趣味のすすめ

無趣味のすすめ

「すべての男は消耗品である」と同じテイストのエッセイ集。立ち読みで済ませてもよかったんだけど疲れるので買っちゃった。

 現在まわりに溢れている「趣味」は、必ずその人が属す共同体の内部にあり、洗練されていて、極めて完全なものだ。考え方や生き方をリアルに考え直し、ときには変えてしまうというようなものではない。だから趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンドするような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。
 つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。

これを読むとちゃんと仕事しようかなと思う(嘘)w