転職して5年経った

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早いもので転職して5年経ちました。ほんと、あっという間でしたね。

5年前にSIerから転職してきました。

最近は優秀な若者が新卒でそこそこ高い給料で入社して、でもなかなか上がらないから転職カードを切って給料を上げるという流れっぽいですが、僕はそういうのとは無縁でした。

僕の場合は、前職でもらっていた金額とほぼ同じです。でも最初はボーナスが1回無いのでその年の年収は前より下がってます。
また前職で有給使い切ってボーナスもらって辞めりゃいいものをなぜかそうしなかったんですよね。。

やってる仕事自体はこの5年でそう大きくは変わってなくてHadoop周りを触っているデータエンジニアです。

入社してみんな優秀だなあと思いましたが、不思議とこのレベルについていけないとか自分にやれることは無いんじゃないかみたいなことは全く思いませんでした。

結局のところ完璧なエンジニア、組織というものは存在しなくて、何かしら改善すべき点というものはあるもんです。新しい視点から見るとそういうのが見える。

最初の1年で割と大きめのデータ扱って、かついろんなプロダクトもあって、割と大変でした。ランニング始めたのもこのころだし、歯が知覚過敏になったのもこのころ。
もしかしたら音楽性が若干合わなくてストレスを感じているのかなあと思って2014年5月に異動しました。

僕にとって幸運だったのは、ちょうど新たに分析チームを作ろうとしている時でそこに最初からjoinできたことです。

新しくHadoopクラスタを構築して新たな分析基盤を構築するチャンスに恵まれました。そのクラスタを触るのは当時は僕一人しかいなかったので、一人で0から始めることができました。

いわゆる0から1にする仕事だったのですが、やったことは簡単に言うと異動前の環境のコピペです。とは言っても修正したほうがいいと判断したものは直しましたし、依存しているソフトウェアは最新のものを使い、モニタリングやデプロイに内製ツールを使っていたのをやめてOSSを採用しました。異動前の良い部分は残し、辛かった部分は改善したというわけです。異動前の経験が無ければ今ほど良いシステムを作れなかったのは間違いありません。

本当の意味で0から1にしたと言えるのはprestogresを採用してBIツールから繋げるようにしてレポート開発を容易にしたことと、yanagishimaを開発したことですね。2014年後半から2015年始めにかけてのころです。yanagishimaはその後も改善を続け、今年になってUIを別のエンジニアにまるっと任せたことにより飛躍的な進化を遂げました。

2015年最初のほうで同僚の優秀なエンジニアが退職したことにより、その人が持っていたHadoop, Fluentdクラスタも見る必要があって大変になったなあと思ったのですが、その後しばらしくしてその辺のスキルセットをまるっと持った優秀なインフラエンジニアが入社したことによりその不安は解消しました。

その人から運用のやり方の多くを学んだ気がします。特にFluentd周りはそう。

運用するにあたってモニタリング周りが重要なのでその辺も興味をもって調べるようになった結果Prometheus, Grafanaの存在を知り2016年から使い始めてその勢いでPromcon2016で発表しました。初の海外英語プレゼンでした。勢い大事。

最初は数人しかいなかった今の組織も気づいたら、すごい大きくなって、今までとは違った課題も出るようになってそれに順次取り組んでいる今日この頃です。