「村上春樹に会いに行く」を読んだ

雑誌『プレジデント』の公式サイト

よいエントリですね。

 なんのために書くか。目的なんてないです。ものを書くにあたってマーケットリサーチなんかもしません。No purpose. No market research. 自分のために書くだけです。僕は自分が何者か、何を考えているのか、書かないとわからないんですよ。賢い人は書かなくてもわかるのでしょうけれど。そう、書く目的なんてない。何を書きたいかに僕は集中する。僕は脳みそで考えるのではなく、指で考えるんです。ホロウィッツがピアノに向かうように僕はマッキントッシュのキーボードに向かう。

これを読んで、村上龍が「半島を出よ」のあとがきでこんな小説は絶対に書けないと思いながらともかく書きつづけてついには書き上げたっていうのを思い出した。

 小説を書くとき、あらすじは考えません。最初の1シーンがあるだけ。そこからアイデアを2年くらいかけて広げていく。ビデオゲームのように、スクリーン上に何か現れてきたらそれをやっつけていく。小説家はゲームのプレイヤーであると同時にプログラマーなんです。すごくエキサイティング。僕はこのゲームの名手でね。チェスも白と黒を交代にやれば一人でできるよね。僕って分裂症かしら。だから小説を書くのは危険なんですよ。

そういやロッシーニを聞きながらパスタを茹でているときに電話がかかってくるという1シーンから「ねじまき鳥クロニクル」という長大な小説ができあがったんだよな。


僕もエントリでもコードでも何でもいいからとにかく書いてみようと思った。


そして、

村上さんは、先週、来年出版予定の新作を書き終えたそうだ。

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!