1Q84 BOOK 3 (単行本)

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

4/16の発売日に2件目の本屋でゲット。
1、2巻のストーリをほとんど忘れていたが、その辺は牛河が語り部となっているので問題ない。
あっというまに引き込まれて読み終わってしまった。

この作品はいままでの村上作品であつかってきたマテリアルが総出という感じだ。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」的な構成、「羊をめぐる冒険」的な幻想的世界、「ノルウェイの森」的なリアリズム、「ねじまき鳥クロニクル」的なスケール
そしていままであまりあつかってこなかったミステリー的な部分もある。そういう意味では集大成的な作品といっていいだろう。

これだけの傑作を日本語で発売後すぐに読める日本人は幸せだと思う。
ちなみにジェイ・ルービンが今2巻の途中まで英訳しているらしい。英語版も遠からず出版されベストセラーになるだろう。